1、病原体は
カビの一種(Ascosphaera apis)で、湿度の高い時期に多く発生します、春から夏にかけて巣箱の中や巣門付近がじめじめしている状態が発生の好条件となる、
この病気に最も感染しやすいのは、孵化後4日目の幼虫で,感染後4~5日で特有の症状が現れます。
2、チョーク病の特有の症状は、
無蓋蜂児がチョーク(白墨)のような症状を呈して死ぬことです、
この病原体に犯されると蜂児は白いミイラ状になり,症状が進めば暗褐色から黒色に変化します、
ミイラ化した蜂児は簡単に巣房から取り出すことが出来、アメリカ腐祖病の死蛆のように、房壁に固着することはありません。
3、発生の誘引と時期
直接的には病原体を含んだ不潔な飼料を蜂群に与えることによって発病しますが、必ずしもそれだけでなく、カビが巣脾に附着している場合、
このカビの繁殖に適した条件になると、急激に繁殖します、
繁殖に適した条件とは、湿気と低温ですが、そのため,この病気が多発する時期は早春から初夏です、丁度、建勢期と流蜜期と当たるので、採蜜成績に大きく影響します。
4、予防法
死蛆を働き蜂が、取り出して捨てるので、軽度の症状ならば、自然に治癒します、また、重症群でもチョーク病で全滅することは少ないです、
カビが病原体であるので,巣箱を乾燥した場所に置き、巣内を清潔に保つことが最上の予防法です。
5、治療法
薬剤としては、成蜂や蜂児に無害で・貯蜜を汚染せず・これで病原体を殺すのが.最低条件ですが、この条件を全て満たす薬剤は無いようです、
実験の結果では、逆性石鹸がかなりの治療効果を上げているそうです、
使用されたのは、パコマLの800倍溶液で、蜂を払い落とした巣脾にスプレーします、蜂には害がありません、この噴霧を受けた蜂群は、その後、ミイラ蜂児の発生が無くなり、働き蜂が死蛆を取り出して捨てるので、1週間程度でミイラ蜂児は見られなくなります。
(近代養蜂<渡辺寛/孝著>)より引用あり、
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