気温が高くても、蜜源の花が多くあるとこの行動は行わない。
これは、花蜜は薄いので水分(約60%)を多く含んでいる為、必要が無いのです。
では、何故水が必要なのでしょう?
一言で言うと、巣箱内の温度を下げる為の行動です。
流蜜期は、蜂蜜を濃縮する為に盛んに羽根で風を起こして水分を蒸発させます。
風と水分が蒸発する時に気化熱により温度を下げています。
巣箱の外が40℃を越える気温になっても、巣箱内は36℃の標準温度に保たれています。
しかし、巣箱に直接太陽が当たる環境では、いくら上記のような行動を蜜蜂が行っても効果が限られています。
この住処を嫌って逃去となるので、酷暑期間は、巣箱は日陰に置く様にします。
(巣箱の移動は注意・・・!)
また、気温が極端に高くなると、蜜蜂は巣脾から離れて巣脾の温度低下をはかり、巣門付近に密集して内部に熱風が入らないような態勢をします。
巣門で、羽根を震わせる行動も冷却の為です。
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