この後、いくら気温が低下し続けても、蜂球内部の温度は14℃以下には下がりません!
14℃という温度は、他の昆虫が冬眠を開始する温度と一致します。
気温がさらに低下し続けると、蜂球は益々凝縮し、内部では発熱の為、運動が始まります。
働き蜂は8℃で凍えて蜂球から落下するので、発熱が開始されるのは球の表面が10℃以下になった時だとされています。
働き蜂の触角には温度を感知する器官があり、蜂球の表面に居る蜂が、この器官で気温の低下を感じて、何らかの反応をすると、これに刺激されて内部の働き蜂が、発熱運動を開始すると考えられています。
蜂球の内部温度は、幅があり20~30℃の間に保たれています。
また、1日の最高と最低の温度は幅は5℃以内とされています。
蜂群が強勢のほど、最高温度が高くなる傾向があります!
気温の急激な変化がある場合も蜂球温を上昇させます。
気温が下がれば反応して蜂球温を上げる。
その他にも、蜂球温を上昇させる原因があります。
脱糞飛行に行けない状態が続いた場合、越冬貯蜜の粗悪、腸内にノゼマアピスが寄生していたりする場合は、特に著しく上昇し、致命的な打撃が生じます。
また、光の投影や巣箱の振動等で2~3℃上昇するようです。
どんな原因でも、蜂球温の上昇は貯蜜の消費と体力の消耗を伴うので、越冬管理上好ましくありません!
越冬技術を、極端に言えば、蜂球温を最低水準で維持す技術だと表せます!
☆・・蜜蜂飼育の参考書
ミツバチ―飼育・生産の実際と蜜源植物 / 角田 公次
日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 / 藤原 誠太、村上 正 他
ランキング参加中!もっと頑張れ・・と、励ましのクリック☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪

こちらも、お願いします,(。・_・。)ノよろしく
【人気blogランキング】
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)