CCDの原因も様々な説が考えられている状況です。
この時期、米軍等でミステリー解明の糸口となりそうな記事が、yahooのページに掲載されていました。
以下、上記の記事からの抜粋転記です。
蜂群崩壊症候群(CDD)とは、
蜂が突然巣から消え失せ、巣(群れ)自体が機能しなくなり全滅となる。
蜜蜂の群れは、働き蜂なくしては成り立たない、女王蜂や幼虫の世話から巣作り、外敵から巣を守る役目、さらに蜜や花粉も集める。
巣の組織は、一匹の女王蜂、100~2500匹の雄蜂に対して働き蜂は3~6万匹で成り立っています。
ところが、この働き蜂が突然大量に失踪し、死骸も見当たらない、巣に残されるのは女王蜂や幼虫だけとなり、やがて息途絶えて全滅してしまう。
CCDはこれまで、農薬や遺伝子組み換え作物等が原因として疑われてきた、だが最近になって米国で有力な研究発表された。
健全な蜂群れと、CCDが発生し死滅した群れを数千にわたって調べたところ、CCDに襲われたすべての群れで、ある種のウイルスとカビの両方が見つかったという、いずれも低温で湿度の高い場合に急増し、ハチが栄養を摂る邪魔をする。
このどちらか一つだけでは蜂を死滅させるには至らない、この二つが何らかの形で次々と蜂に襲いかかり、崩壊に追い込んでいるという説だ。
但し、解明したのはここまでで、ウイルスがどのようにして蜂を殺すのか、何故蜂が疾走するかは、謎は残されたままです。
ブロメンシュク教授は、ウイルスとカビの両方で悪影響を与え、ハチが帰巣する為の記憶が破壊され、巣に戻れなくなるのではと、いう考えを示しています。
日本でも,CCDと思われる被害は生じているようです。CCD被害が深刻になれば、農産物にも被害が及ぶので、早く原因を解明してもらいたものです。
夏どりは、初夏の時期に行うのですが、採蜜後の逃去の確立が高くなるので、注意が必要です。
秋どりは、蜜蜂の数が少なくなっているので扱いやすいが、気温が低い時期なので、タレ蜜や分離器を使用しても蜜を取りづらい、この為、暖かい部屋に巣枠を持ち込み温まってから作業を行うとよい。
私は、ビニールハウスの中で採蜜する場合が多い。
また、この時期は、他の季節より蜜に対して蜂の執着心が強いので、採蜜作業中の蜜の匂いに誘われて蜂が寄ってきて来ることが多い。
寒い時は、蜜を採らない方が賢明です。しかしこの時期は、巣箱に刺激を与えても逃去する確率が低いのが長所です。
南北に長い日本です、秋採り時期の目安としてセイタカアワダチソウが咲き始めた頃が適していると思われます。
これが、巣を取り出す前の巣箱です。
巣箱を軽く叩くと、音と反対側の方に蜜蜂は逃げて行く。この巣箱の巣は巣門面に対して平行になっているが、この原因は、奥行きに対して横幅広すぎる巣箱の為です。一般的には巣箱の前に対して直角か、やや斜めに栄巣するのが普通です。

取出した巣、垂れ下っている巣の下部は、育児房だから蜜がないので切り捨てます。

タレ蜜採取法
貯蜜がある部分で、蜜蓋がある場所はこれをナイフ等で切り取り、ざるに入れる・・・容器の上に乗せれば蜂蜜がポタリ・・・ポタリ・・・と落ちてくる。
蜜が溜まった後、蜜濾し器を通して瓶などの容器に詰める。
これで、幻の蜜と言われるほど貴重な、日本蜜蜂の蜂蜜の出来上がりとなります。
尚、日本蜜蜂の蜂蜜はすべて百花蜜です(様々な花蜜から作られている)

これには、ウイルス、農薬が原因、寄生虫・電磁波な等の影響・・・様々な諸説が考えられていますが、まだはっきり解っていない!
先日の地方新聞(高知)に興味深い記事が載っていたので、この記事から転記です。
蜜蜂が温度や化学物質を感知するセンサーの役割を果たすタンパク質を発見と、名古屋大学の門脇准教授らが、米科学誌の電子版に発表・・!
このタンパク質が活性化すると、ハチはその場所を嫌がり逃げ出すことが判明した。
このことが、ハチが集団でいなくなるCCDの原因究明につながる可能性があるという。
門脇准教授達は、ハチやアリなどの昆虫だけが触角に持つ「TRPAチャンネル」というタンパク質発見、巣内が一定の温度を超えたり、嫌いな化学物質蓄積されると活性化し、ハチが巣外に逃げ出すことを確かめた、
蜜蜂は巣内の温度を幼虫の生育に適した35℃程度に保っている(密集したり、羽根で風を送ったりして保つ)
この温度をどのように感知しているかは謎だったが、このタンパク質が高温の感知に関与しているとみられるという。
CCDの原因を調べるため、巣箱にこのタンパク質を活性化化させる物質が蓄積されていないか調査を続けている。
以上が、記事の内容でした。
どちらにしても、蜜蜂が集団で突然いなくなる現象が解明されると好いですね!