その前に、蜜蝋の用途…何度か過去記事に書いているが改めて・・・・・!
蜜蜂達が蜂蜜(元は花蜜等)を原料として蜜蜂の腹にある蝋線から分泌して作る巣の一部です。
用途として
ローソク・石鹸・ワックス・化粧品・・等々の材料として利用出来ます。
尚、食べても害にはならない。
今回の採取方法
1、鍋に水を入れコンロで熱します、これに巣等を入れて溶けるまでかき混ぜる。
この時、不純物を目の細い網ですくって取り除く場合もあります。
2、溶けてきたならば、網などで濾して(不純物の除去)水をいれた容器に移す。
網袋に入れて(巣屑)を搾って行う方法もあります。この場合水を入れた容器に落とせば
直ぐに固まるのが蜜蝋です。
3、濾して入れた容器の上に浮いてくるのが蜜蝋です。(冷えると固まる)
(この作業を繰り返せば、不純物の少ない純粋な蜜蝋が出来ます)

蜜蝋を容器から取り出せば、この様になる。
綺麗な色でしょう、材料となる巣で色が違ってきます。この黄色は蜜蓋(採蜜時に切り落とす)が混在しているのでこの様な色になりました。

もう一方の茶色ぎみの蜜蝋は、日本蜜蜂の巣から採取したものです。

この後、再度溶かして希望の容器(形作り)に流し込めば・・・蜜蝋の完成です。
日本ミツバチはさほど警戒しなくても、大きな被害を受ける事は少ないが、西洋ミツバチは甚大な被害が生じます。
この為、守門にスズメバチ捕獲器等を取り付けて防御対策をしていますが、これも万全ではない!
暇な時間があれば、巣箱付近で待機して寄って来るスズメバチを叩き落としています。
オオスズメバチは、動作が緩慢なので簡単に叩き落とせます。
但し、叩いただけでは、一時的に失神して地面に落ちているので、とどめをして殺す必要がある。
尚、叩き落す道具は、卓球ラケットより少し大きめの板で充分です。
これが、西洋ミツバチの巣箱に取り付けている捕獲器(罠になっている)で、捕らえたオオスズメバチです。
先日(1日分)成果です。 十数匹いますね。

これだけの数で一度に集中的に攻撃を受ければ、ある程度はミツバチの被害は避けることができません!
今回は、疎らに死骸が散乱していた状態だったので、被害は軽微といえます。
しかし、今年は例年8月から見られるキイロスズメバチの姿が見られない。
そして、オオスズメバチもまだ襲って来ない。
春先から何か変だと感じている気候が、大きく影響しているのだろう・・?
雨が多い時期~夏の酷暑(まだ続いている)等々・・・・・!
しかし、油断は禁物です、
西洋蜜蜂の巣箱には捕獲器・日本蜜蜂の巣箱には予防器を取り付け、スズメバチの被害軽減を行いました。
西洋蜜蜂

スズメバチ捕獲器を取り付けただけでは、集中的に攻撃を受ければ大きな被害を受ける、その為、間に写真で解るように箱を設置しています。
この方法は、以前ネットで他の記事を見かけたのですが、私のを見て改良したのか、あちらが先は解らないが、同じ考えに依るものだろう(尚、私はこのページで記事にする十年まえから行っています)
横からみた捕獲器です、

日本蜜蜂の巣箱・・・予防器
日本蜜蜂は、オオスズメバチ等が住んでいる環境で進化して来たので、自衛行動をとることが出来る、巣箱の中にスズメバチが入らなければ、全滅被害となることはありません。

正面から見ると、この様な感じです。

捕獲器・予防器とも、コンパネを材料として作った自作品です。