

養蜂(蜜蜂飼育)の方法等が、このブログの記事をを見れば充分に理解出来るように努力中です。 また、時々息抜き記事(地域情報等)も掲載しています!・・・慌てずに見て・・ネ!
今年は、雨季から夏にかけて雨が少なかったので、オオスズメバチが繁殖しているだろうと予測して、巣箱に襲来を覚悟していたが、ごく稀にしか来ていない、この様な状況だからオオスズメバチの被害は殆ど発生してない。
こんな被害の無い年は、過去に経験がない(ありがたい)
しかし、キイロスズメバチは、春から現在まで毎日来ている、このスズメバチは、蜜蜂を一匹ずつ捕獲して帰巣するので、一度に甚大な被害は生じないが、何回も数十匹が繰り返し襲撃してくれば被害は無視できない。
巣箱付近で見かければその都度、撲殺駆除で対応します。
日本ミツバチは、スズメバチが近付くと集団で羽を震わせて威嚇して防御しています。
これでも襲ってくるスズメバチには、集団で熱殺する行動をする場合もあります。
これが、スズメバチに集団で群がって熱殺しているところです。
中心部では、キイロスズメバチが餌食になっています。
左上に、キイロスズメバチがホバリングして捕獲の機会を狙っている!

蜜蜂は、外で活動することが出来ない寒い季節でも冬眠はせずに、寒さを防ぐために蜂球を保って暖をとっています。
気温が幾ら下がっても蜂球内部温度は14℃以下にはならない様に発熱してこの状態を保持している。
尚、14℃という温度は、他の昆虫が冬眠を始める温度と一致しています。
発熱作用は蜂球の表面が10℃以下になったら始めるとされています。また。働き蜂は8℃凍えて蜂球から墜落します。表面の蜂と内部蜂とは巧みに入れ替りして蜂球を維持しています。
巣箱の防寒処置
我が地方は包装せずに越冬は可能ですが、用心の為に写真のような巣箱に覆いを行いました。
勿論、巣門は狭めます。
ここで重要な注意が必要です、巣箱内の湿気が多くならないように配慮しなけばならない。
被物は、防水布など通気性のない物は、使用しないのが賢明です。
極端に重装備の包装はかえって有害となるので、換気装置(構造)や防湿に留意することが重要です。
西洋蜜蜂の巣箱

中央の巣箱は、スポンジ状の板材で箱を作って被せている(この状態は特に、湿度に注意します。温かい日には、巣門を全開にして、内部の状態を確認する)
越冬の重要な条件1)優秀な女王で強群(5枚以上)
2)充分な貯蜜(蜜と花粉)があること
3)巣門の縮小・防湿
4)巣箱の置き場所の適正化
5)最適な防寒処置
日本蜜蜂の巣箱(参考)
巣門を狭めただけで、ここ2年は越冬させましたが、今年は簡単な防寒処置を行っています。

今年は、例年より遅い・・・早い年は8月下旬ごろから出没します。
先日作成した、ペットボトルトラップを巣箱近くのミカンの木に取り付けました。
さて、捕獲の成果は・・・・・?
以後、お楽しみというところです。
尚、ペットボトルトラップは、スズメバチの女王蜂が外で活動している春から初夏の時期に設置して、捕獲すれば1群れ退治したことになるので、効果が大となります。
スズメバチを誘き寄せる誘引剤(中に入れる液)
私が使用しているのは、赤ワインに蜂蜜を少し入れた簡単なものです、この中に他で捕獲したにスズメバチを1匹入れれば、効果が高まります(同類の匂いがある為安心して中に入る訳です)
誘引剤の例
★ 酒(2):酢(1):砂糖(1)
★ 焼酎(1):オレンジ(グレープ)ジュース(1)
★ 酒(2):酢(1):ハチミツ(1)
★ グレープジュース(10):酒(3):酢(2):砂糖(2)
★ 乳酸菌飲料(カルピス等)を使うこともあります。
尚、酢を入れるのは蜜蜂が間違って入らないようにする意味が大きいです。
比率は目安です、配合の割合は、各自工夫をして捕獲効果の大きい割合を決めるとよいでしょう!
他にも、もっと効果のある物もあるかと思われます!
誘引効果は、2週間以上ありますが、1~2週間で交換するのが望ましい。
これまでに、スズメバチが多く入れば取り替える必要が生じます。
これが、ワイン入れのトラップ(スズメバチを1匹入れています)

酒等で作った誘引剤(スズメバチ1匹入れています)

巣箱に取り付けている捕獲器(4匹捕獲)

簡単なので作ってみましょう。
材料(1個当たり)
・ペットボトル(1500~2000cc程度)1本 ・ペットボトル(小)2本
大きいペットボトルは凹凸の少ない物を使いましょう(捕えたスズメバチが這い上れないようにする為)
これが3個分の材料

作り方、
最初にペットボトル(大)に穴を開ける。
栓の内側の寸法を丸くマジック等で印しを付ける(2か所程度)
位置角度はは、好みによって工夫してください!
この円の中をカッターナイフ等で切り取る(出来るだけ同じ寸法にします。大き過ぎると接合面から雨水等が入り込みます)
ペットボトル(小)の口の部分を写真の様に切り取る。
これを、丸く切り取った穴に差し込む(捻じ込むと入り易い)そして、入り口となる所の下部を、滑らなくする為に内側に傷を付ける。

接合部へプラスチック用接着剤を付けて固定します。
これで完成。
3個作るのに15分程度で出来ました。使用道具は:カッターナイフ・マジックインク・接着剤。

また、ペットボトルをカッターナイフで2~3㎝3幅で上下方向に3㎝程切り、中央付近を横に切って(H型)上部を外側に、そして下側を内側に折り込むだけでも作れます。
しかし、この方法だと雨水が入る恐れがあり、せっかく捕えたスズメバチが這い出る事も稀にある。
出来上がった、トラップは、誘引剤を入れて巣箱近くの幹等に取り付けます。
この方法は、次回に・・・!
蜜蜂の飼育する場合、手元に置いておきたい本です(解り易く書いています)
![]() | だれでも飼える日本ミツバチ―現代式縦型巣箱でらくらく採蜜 (2010/06) 藤原 誠太 商品詳細を見る |
![]() | ミツバチ―飼育・生産の実際と蜜源植物 (新特産シリーズ) (1997/03) 角田 公次 商品詳細を見る |
![]() | 日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ) (2000/04) 藤原 誠太村上 正 商品詳細を見る |
刺されたというニュース報道、あまり見掛けなかった~なあ~、雨が多い性でスズメバチも群生の拡大に苦労しているのかな・・?
いや、これからが活動シーズンだから、充分に注意しましょう。
さて、スズメバチの被害を軽減する為に、スズメバチ捕獲器を西洋蜜蜂の巣箱に取り付けした。
写真ののように3種類の捕獲器を設置、それぞれ長所と短所があり、万全ではないので時々見回り警戒を怠らぬように努めます(今年は、退職したので見回りが可能となりました)

購入したのは、自分なりに改良しています。
中の2群の捕獲器は、自作です。
巣箱と捕獲器との間に設置している、箱状の物は、スズメバチが襲って来た時に、蜜蜂が巣門からゾロゾロ這い出して来るので、被害を防ぐために取り付けています。(自作品です)

この態勢で今年も乗り切ろう!
尚、日本蜜蜂は、軽微な予防器で対応出来ます、次回に・・・!