

養蜂(蜜蜂飼育)の方法等が、このブログの記事をを見れば充分に理解出来るように努力中です。 また、時々息抜き記事(地域情報等)も掲載しています!・・・慌てずに見て・・ネ!
アッ・・今年初めての分蜂だと・・・?
早速、網を準備してひとすくい・・ドサ、と力なく落下、ン・ン?違う、なんか変だ、直ぐ分蜂群れではないと気づいた。
今日の分蜂ならば、蜜蜂ならばもっと元気があるはずなんだが、
こう思いながらも、予定の巣箱に収容。
これがその時の蜂球です。(写真は、下から上向きの撮影です)

さて、どこから来たのか・・・?
近くの巣箱の確認、。。やはり蜜蜂の気配がない巣箱がある。
中を見れば、やはり空でした・・・(逃去の確認)
原因は、はっきりしています、ズバリ貯蜜不足です、
蜜蜂は、餌がないのでこの場所では、生活出来ないと新居を求めて飛び出したのでしょう。

写真で解るように、この群れは弱群でした、育児巣房も少なく、貯蜜は全然無い状態です。
3月から4月の天候不順の性もあるが、最大の原因は、飼育者(私)の怠慢です。
最大の失敗例となりました。
この様な状態を作るのは、蜜蜂飼育者失格です。
但し、他の群れは強群れで健在ですよ。
★・・この様なことを、生じさせない為に養蜂書を傍に置いておきましょう。
最適な本です!
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日本ミツバチは、スズメバチに対して防御法を心得ているが、油断していると壊滅的な被害を受けることがあります。
この為、巣箱に予防器を取り付けました。
これは、単にスズメバチの被害を軽減させるだけで、捕獲器の様に罠はないので駆除は出来ないが、これで充分です。


もちろん、手製です。

スズメバチを捕獲するには、巣箱近くの木等に、ペットボトルで作ったトラップを設置します。
これが、ペットボトルトラップ・・・!
過去の記事に、作り方等は掲載しています・・・参考になれば幸いです。

誘引剤としては、各自工夫して行っているようですが、私は簡単な方法(ワイン+蜂蜜少々)です。
この中に、スズメバチを一匹入れれば、匂いに引き寄せられて確実に捕獲出来ます。

日本ミツバチはスムシ(ハチノスツヅリガの幼虫)の食害に対いて、弱いのが欠点のひとつです。
これが原因となって逃去することは珍しくない。
逃去防止のため、巣箱の掃除を時々行うことが必要です。
西洋蜜蜂のように巣枠式巣箱で行う場合は、掃除が出来るように底板を、
取外し可能なようにしなければならなが、このようにしても掃除は面倒な作業となります。
今年の分蜂群を4月に収容して、飼育していますが一度も巣箱の掃除はしていません。
スムシは皆無です。
この巣箱は、西洋蜜蜂の巣箱(7枚の輸送箱を利用)です、もちろん巣枠式です。
巣枠式で飼育すると、内検も容易に出来ます。
この巣箱の特徴は巣箱の台となる箱です、右の写真は巣箱下となる個所に、金網を取り付けています。
尚、この台は防腐剤を塗布しているが、蜂が嫌うので塗らない方が賢明です。しかし私は防腐剤を塗って飼育していますが、問題なく推移しています。
(蜜蜂の飼育方法は、○○してはダメだ・・・といわれることに、挑戦しその結果により、その説は大丈夫だと、逆説を作っています)


巣箱を乗せた状況です。(巣枠3枚入)飼育する場合は給餌器と分割板板を巣枠の両側に設置します。

蓋をして、この状態で飼育します。
尚、台の箱は少し地面に埋め込みます。

この飼育法の特徴は底板が無い巣枠式ですが、最大の目的はスムシの食害を予防できることです。
また、蜜蜂が増えてくれば、継箱を追加して対応できるので便利です。
巣箱の下が土で、土の中にはバクテリアや線虫等が居るので、スムシの卵や巣屑が土と一緒になる。この為、スムシが発生する確率が非常に少なくなります。
★・・・巣箱や飼育方法は、写真や図解でわかり易く解説している本です。もちろん、この記事の様な内容も、もっと詳しく書かれています・・・★
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分蜂は、蜂蜜採取を目的としている場合は、好ましくないことです。
養蜂家は、如何に分蜂を防ぐか努力しています。
趣味で飼育している場合も同様ですが、群れを増やす場合は助かる。
自然分蜂の時誕生する女王蜂は、一般的に変性王台(無王群となった場合に出来る女王蜂を「育てる巣房)で誕生する蜂王より、大きくて丈夫な女王蜂が誕生します。
何故、分蜂を防止するかというと、分蜂を流蜜の時期に発せさせると、採蜜量がガタ減りとなるからです。
群れが2群(巣箱2個)となっても、(1+1)=2とならない。元の1群で出来る蜂蜜の何分の1と少なくなります。
しかし、日本ミツバチは趣味で飼われているのが殆んど(巣枠式飼育は少ない)自然巣の巣箱で飼育しているので、自然分蜂が発生しやすい。
東洋ランの花に集まった日本ミツバチの分蜂群。
金綾辺ではないが、この花に集結しました。近くに置いている金綾辺はまだ蕾の状態です。

設置している誘導板に集まった分蜂群、この状態は収容が楽です。一網で100%近く捕獲できます。

★・・・飼育方法や分蜂の仕組みや対策等、解り易く解説しています。・・・★
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但し、全く蜂が居ない場所では効果が望めない。
日本ミツバチは、分蜂が始まる数日前から偵察蜂が飛んで行き、栄巣に適した住処を探しています。好い住処(巣箱)を見つけると、それぞれの蜂がダンスで仲間に知らせます。これを繰り返すうちに最適場所の候補地が残ってきます。
この後、分蜂が始まるり元巣の近くの太い木の枝などに蜂球を作り、一旦ここに留まります(休憩状態)
そして、最終候補地選定の話し合いが、ワイワイ、ガヤガヤと行われる?本当かな~~?
民主的な多数決で一か所に絞り、蜂群れ(蜂球)全体が群がって飛んでいきます。
そうです、この習性を利用して、偵察蜂が気に入るような空巣箱を置くのです。
もちろん、単なる空箱では効果は薄いでしょう。巣箱の中に蜜蝋を軽く塗ります。一時的ならば、蜂蜜や黒砂糖液を塗ってもいいのですが、蟻が入り逆効果となる場合があるので留意しましょう。
また、飼育していて空になった巣箱があれば、軽く清掃して待箱とするのも好い方法です。
日本ミツバチの誘因花(金綾辺)が咲いていれば、これを傍に置くと効果は格段に高くなります。
尚、偵察蜂が好んで飛来する場所に空巣箱を設置することが、重要になってきます。
飛来する確率が高い場所、
1)強風が吹き付けない場所、
2)直射日光が強く当たらない場所(適度な日陰)
3)傾斜面で目印となる大きな木等がある場所、
4)巣箱の前が拓けて、栄巣に適した場所,
5)近くを人が通る等刺激を受けない場所、
6)その他
一般的に分蜂の時期は、桜の花が散り若葉が芽吹く頃から始まります。
★・・・上記のような事も、この本で↓・・更に詳しいことが解ります。
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